コンタクトのケア
遊離されるメディエーターとしては、ヒスタミン、好酸球や好中球をその場所に集めてくるECFやNCFなどがあり、生成されるメディエーターとしては、ロイコトリエン、プロスタグランジンそして血小板を活性化するPAFなどがある。
これらのメディエーターはそれぞれに強い活性を有しており、前述したごとく気道において平滑筋収縮、粘膜浮腫、粘液分泌の増加といった変化を引き起こして、気管支けいれんを主体とした症状を起こす。
このI型アレルギー反応に引き続いて、好酸球やリンパ球といった細胞が主役となるアレルギー性炎症が生じ、症状の重篤化・遷延化へ進むことになる。
そして、好酸球穎粒関連タンパクなどの作用により、気道粘膜上皮剥離や上皮細胞間隙開大などの組織障害が生じる。
気道上皮障害後は、神経性因子などの関与のもとに気道過敏性冗進につながっていくと想定される。
では、どのようなアレルゲンが臨床的に重要なのであろうか。
キャップRAST法という方法で調べた成人瑞息患者でのIGE抗体陽性率を掲げる。
室内塵(家のほこり)とその中のダニ、すなわちコナヒョウヒダ二が高い陽性率を示しているのが明らかであろう。
ダニにつぐのがスギ花粉であるが、スギ花粉は一般的には瑞息症状には関与せずに、花粉症を引き起こす。
そしてネコの毛あかや、カンジダ(カビの一種)が高い値を示す。
小児端息に関しては、乳児の折には卵や牛乳などの食物アレルゲンが重要であり、そして一歳くらいからはダニに対するIGE抗体が認められて、ダニが原因となってくる。
子どもによってはネコの毛あかやアルテルナリァなどのカビにも過敏となる。
非アレルギー性の機序としては、迷走神経反射によるもの、気道感染、運動、アスピリンなどの非ステロイド性鎮痛下熱薬、ストレスなどがあるが、発現機序に関してはいまだ不明な点も多々残されている。
刺激ガスや冷気などは、気道上皮に存在する受容体を刺激して、迷走神経反射路を介してアセチルコリンを遊離させて気道収縮を引き起こす。
またもう一つの知覚受容体であるC線維末端への刺激は、局所の軸窄反射により神経ペプチドを遊離きせて気道閉塞を生ぜしめ、ひいては気道過敏性充進へとつながっていく。
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